025Gretsch Tennesseanのバインディング修理

お預かりしたギターは、Gretsch 6119 Tennesseanです。バインディングの縮みと硬化が進み、、全長が短くなることで、ネックとボディの全体に細かな割れが多数あります。また、ハードウエアには錆がでているなど、かなりジャンクな状態です。しかし、ネックの状態や電装系の大きなトラブルはなく、外装の修理と弦高調整をすれば現役復帰できそうです。


このようにバインディングの変形がひどい場合は、張り替えるのが一般的なリペア方法ですが、できるだけコストを抑えたいというご希望がありましたので、別の方法で対応させて頂きました。


自動車の樹脂製バンパーの修理と同じ要領ですが、細かな亀裂や凹凸をパテで埋めた後、表面をやすりで平らに整え、アイボリー系カラーの塗装で仕上げています。


ビフォーアフターの比較をご覧ください。


▼指板側面のバインディング

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▼ネック付け根付近とハードウエアの錆

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ハードウエア類もできる限り綺麗に磨き上げましたので、気持ち良く弾いて頂けるようになったと思います。

作業料金表に書かれていない内容の修理でも柔軟に対応させて頂きますので、まずはご相談ください。

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