スタジオエムのルーツは1960年代後期にまで遡ります。当時の日本ではフォークブームが起こっており、大小様々なギターメーカーが存在し、弊社（当時：水野工芸）でも主に北米向けの安価なアコースティックギターを製造していました。ブームに陰りが見え始めた頃、メーカーとしてのギターの製造はやめましたが、その後も公私ともにギターや音楽に関わり続けました。

「ギターメーカー」と「プレイヤー」という立場を経験し、次のステップに選んだのは「ギターショップ」でした。メーカーとして得た技術をプレイヤーへのサービスとして提供できるショップを目指し、1996年にスタジオエムを開業しました。ギターの販売とメンテナンスに携わり、直接お客様からの声を聞き続けていくうちに、弾き心地やサウンドに悩みを抱えるプレイヤーが非常に多いことを知りました。

私たちは、ギターを「音楽を演奏するための道具」として考えます。工芸・美術品や投機目的の商品として考えるのはまた別の話です。道具が性能を発揮し、プレイヤーが表現力を発揮するためには、最良のコンディションを保ち続けることが重要です。スタジオエムでは、ストレスなく時間を忘れてプレイに没頭できるようなギターをお届け致します。