002ブリッジサドルの加工精度
ブリッジサドルは、弦が振動する際の支点となり、生み出したサウンドをボディに伝える重要な部分です。 この部分の加工精度が甘く、ブリッジとの接触面が適切でないと、かなりのサウンドロスにつながります。 特にブリッジサドルの底面が直線であることが重要です。
弦を交換する時などに、サドルを取り外してチェックしてみてください。 サドルを定規にあてて逆光にかざすと隙間を確認しやすいです。
加工前の画像では、サドルの両端が浮いているように見えます。 この状態では6本の弦振動を均一にボディへ伝えることがでず、音量とサステインにばらつきが生じます。
加工後の画像では、しっかりと直線が出ているので、ブリッジにピッタリフィットします。 弦振動を余すことなくボディへ伝えられるであろうことが、視覚的にも想像しやすいと思います。
この程度の加工であれば数分で行うことができますので、お気軽にご相談ください。