085リフィニッシュの全工程(Fender / Stratocaster)前編

Fender / Stratocasterのラッカーリフィニッシュのご依頼を頂きましたので、エレキギターを塗装する代表的な例としてご紹介させて頂きます。

塗装は層のように重ねて塗りますが、それぞれの工程には下記のような役割があります。


[一層目]

木材に直接触れる塗料です。木目や導管の凹凸を埋めたり、木材由来の油分を抑え、塗料の密着性を高める役割があります。

[二層目]

後に塗られるカラーの発色を良くするための下地色。白やグレーを使用される事が多いです。シースルーカラーの場合は塗りません。

[三層目]

ボディカラーを決める着色です。

[四層目]

保護のために塗られるクリア。艶ありで仕上げるなら、少し厚めに塗って研磨の工程へと進みます。艶消しで仕上げるなら薄く塗って作業完了です。

今回は、塗装作業の前半までの様子をご覧ください。

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084アコースティックギターのAメンテナンス(Morris / S101Ⅲ)