043 2種類のチューニングに対応した弦高調整
こちらのSumi工房製のギターは、当店にてご購入頂いた個体であるため、予めメンテナンスを行った状態でお使い頂いているものです。
最近少しビビリを感じることがあったり、半音下げでプレイされることもあるため、再調整を承りました。
元の弦高設定は、カスタムライト弦でレギュラーチューニング時に、6弦2.3mm 1弦1.8mmです。少し細めの弦であることも考えるとかなり低いセッティングになっています。
ネックは完全にストレートの状態でしたので、わずかに順反りとなるようにしました。半音下げチューニングにした際に逆反りしてビビらないためです。
状態チェックを兼ねて一通りの作業を行っている様子をご覧ください。
仕上がり弦高は、レギュラーチューニング時に 6弦2.4mm 1弦1.9mm
半音下げ時に 6弦2.2mm 1弦1.6mm になりました。
チューニングを替えることで0.2mm弦高が上下する訳ですが、元の状態からはプラスマイナス0.1mmの変化ですので、プレイに際して大きな違和感は持たれないと思います。
弦高調整のメンテナンスをお受けする際には、弦のゲージとプレイされるチューニングを必ず伺います。チューニングが複数となる場合には、一方のチューニングでバッチリのセッティングを出すと、もう一方のチューニングでは妥協しなければならない部分が出てしまいます。今回のように、どちらのチューニングにおいても無理のない中間的なセッティングをすることも可能です。
使用される弦のゲージやチューニングと、ギターの状態を総合的に考えて、ベストなセッティングをご提案させて頂きます。
[作業内容]
Aメンテナンス 7,000円
ピックアップの電池交換
弦代金