この記事をご覧頂くタイミングは様々だと思いますが、2024年最初の投稿となりますので、まずはご挨拶から。

『これまでご利用頂いているお客様も、はじめてご覧頂いたお客様も、今年もよろしくお願い致します。』

新年一発目に取り上げるギターは、アコースティックギターの王道Martin / D-28にしましょう。それを基本に忠実にメンテナンスしていきます。


まずは、作業前の弦高確認から。

ネックはかなり順反りしており、12フレット上の弦高は 6弦4.0mm 1弦3.8mm とかなり高いです。

ネックの反りを矯正します。結果的に時計回りに180度トラスロッドを締めました。

フレットに錆やくすみが見られます。ハンドビブラートをした際に、フレットと弦の摩擦で耳障りな音と、ざらついた感触が手に伝わります。

綺麗に磨き上げると、ギターの見た目の印象もかなり違って見えます。もちろんクリアな音が得られるようになりました。

続いては、サドルを削っていきます。

大まかにグラインダーで削った後に、手作業で正確な直線が出るように仕上げます。

新しい弦を張ります。

業務用のD’Addario EJ16 の箱です。

ナット溝を削って、ローフレット側の弦高を下げていきます。

仕上がりの弦高は 6弦2.5mm 1弦2.0mm になりました。

指弾きにもピック弾きにも幅広い演奏スタイルに対応できる、当店では標準としている弦高です。

快適にプレイして頂けるようになったと思います。

[作業内容]

Aメンテナンス 7,000円

弦代金

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