132バランスを見直して演奏性を改善(Fujigen / T-Style Semi Hollow)
音詰まりやビビリがある訳でもなく、弦高が高すぎて弾きにくい訳でもない。具体的に何が悪いとは言えないけど、弾き易いともいえないしっくりこない感じ。
そんな時は、往々にしてネックが順反りしています。
元々はネックが反っておらずイイ感じの弾き心地だったのでしょうが、長い時間をかけて弦の張力によってわずかに順反りになったのだと思います。
季節の変わり目に状態が変化する“ある意味で素直なネック”は、調整が必要になったことに気が付きやすいですが、“剛性が高く安定しているネック”であるほど、ほとんど状態の変化を実感できないため、かえって調整が必要になったサインを見逃してしまうかもしれません。
そうすると前述のような、悪くはないけどしっくりこない状態に陥ります。
具体的な症状が無くても、何となくでも大丈夫ですので、ギターをお見せ頂ければ改善点をご提案できると思います。もし問題がなければ、点検だけならお代は頂きませんので、安心感だけお持ち帰りください。
今回のギターもネックが軽く順反りしているだけで、大きな問題はありませんでした。しかし、調整後に弾けば、左手に伝わる演奏性は大きく変わると思います。
[作業内容]
Aメンテナンス 7,000円
弦代金