ギター関連でよくある10の質問

[目次]

  1. ギターをはじめたいです。何を準備すればよいですか?

  2. ギターをはじめたいです。何を買えばよいですか?

  3. ギター買うなら新品と中古どちらがお勧めですか?

  4. 新品のギターを購入したのですが、調整は必要ですか?

  5. ギターはケースにしまったほうが良いですか?

  6. 演奏後に弦を緩めたほうが良いですか?

  7. 弦の交換時期はどれくらいですか?

  8. スチールギター弦の80/20 Bronzeって何?

  9. スチールギター弦のPhosphor Bronzeって何?

  10. エレキギター・ベース弦のNickelって何?


1.ギターをはじめたいです。何を準備すればよいですか?

自分がギターを弾けるようになると信じ込むことと、それを可能にする時間と根気です。

ギターは誰でも弾けるようになる気軽な楽器ですが、趣味や遊びですから多くの時間を費やします。ご自宅で自分の楽しみに使っている時間の中から、これからは毎日30分をギターに充てることになります。時間を削られるのはTVや動画鑑賞 読書 半身浴 晩酌 もしかして睡眠時間でしょうか?なぜならギターを弾く時間のほうが楽しいはずだからです。


2.ギターをはじめたいです。何を買えばよいですか?


ギター本体 チューナー ピック(エレキギターでしたら、シールドケーブルとアンプ)が最低限必要になります。ギタースタンドと譜面台があると便利です。その他は必要になった時に買い足せばよいと思います。


3.ギターを買うなら新品と中古どちらがお勧めですか?

それぞれに良さがありますので、あなたがどの点を重視されるかによって決まります。

新品のギターは、メーカーのホームページやカタログを見て、お好みの形状やカラーを選んで購入できます。店頭に在庫があれば試奏する機会が持てますし、在庫が無くても取り寄せは可能です。価格も一定で、メーカーの保証もありますので、買いやすさは圧倒的に新品だと思います。

中古のギターは、現行品から古いモデルまで選べますが、全てが一期一会です。特に魅力的な古いギターを求められることは多いです。同じモデルでもコンディションによって価格が異なりますので、お探しのギターが希望する条件で売られていれば幸運です。売れてしまって後悔するよりは、迷わず買いましょう。中古ギターで気になるのはコンディションだと思います。細かな点は現物を見ないと分かりませんので、とりあえず木の割れなど大きな問題がないものを選びましょう。あとは入手してからメンテナンスすればよいので、メンテナンス費用までを購入費用として考えてください。


4.新品のギターを購入したのですが、調整は必要ですか?

試奏される際に弦がビビっていては話にならないので、メーカー出荷時の弦高は高めに設定されていることが多いです。店舗に展示されている期間中も、ギターの状態は変化している可能性があります。新品・中古を問わず、入手されたら一度ご自身のプレイスタイルに合わせて調整されることをお勧めします。


5.ギターはケースにしまったほうが良いですか?



ケースは移動用の入れ物だと考えます。木材は周りの環境に応じて、伸縮や水分の出入りをしていますので、密閉される状態はそれほど良いことではありません。スタンドに立てて置かれることをお勧めします。また、物置や人の出入りが少ない部屋に置かれるよりは、ご自身が過ごされる時間の多い部屋のほうが、空調管理がされているでしょうし、手に取る機会が自然に増えると思います。小さなお子様やペットがいるから危ない、ギターが沢山あり過ぎて全ては出しておけないなど、環境によってはケース保管にしてください。


6.演奏後に弦を緩めたほうが良いですか?

アコースティックギターやベースは緩めて頂くことをお勧めします。チューニングされた状態がON、弦を緩めた状態がOFFだと考えてください。玄間に靴を脱ぎっぱなし、照明やテレビをつけっぱなし、コンビニに寄るくらいなら車のエンジンをかけっぱなし、それって良くないですよね。過去のコラムで詳しく取り上げていますので、お読み頂ければ幸いです。


7.弦の交換時期はどれくらいですか?

弦を交換して1ヶ月くらい経つと、明らかに音色が曇り、弾き心地も悪く感じられます。私は1ヶ月で交換するようにしています。新品の弦の音色を長く維持されたいなら、コーティング弦がお勧めです。コーティング弦なら3ヶ月くらいは音色を維持するように感じられます。


8.スチールギター弦の80/20 Bronzeって何?


Bronze(ブロンズ)は、銅とスズの合金です。青銅といいます。80/20 Bronzeはその比率を80:20としたものです。音色は明るくタイトで、特に中音域~高音域の芯の通ったサウンドが得られるため、コードストロークでアタック感が欲しいプレイヤーに好まれると思います。または、鳴り過ぎてコントロールが難しいと感じるギターに張れば、程よく整理された響きになります。


厄介なのは、実はこの弦はブロンズではなく、銅と亜鉛の合金であるブラス=真鍮なんです。分かりやすく言えば、ブロンズは10円硬貨、ブラスは5円硬貨です。新品の80/20 Bronze弦は5円玉のような黄色(金色)をしています。弦の銘柄によっては80/20 Brassと表記している場合もありますが、素材は同じだと考えてください。なぜブラスをブロンズと呼ぶようになったのかは不明です。ミュージシャンにとっては、音さえ良ければ、素材や呼び方なんて関係ないのでしょう。


9.スチールギター弦のPhosphor Bronzeって何?


Phosphor Bronze(フォスファーブロンズ)は、銅とスズの合金にわずかにリンを添加したもので、リン青銅といいます。音色は非常に明るくフルレンジ。低音域から高音域まで透明感のある豊かな響きが得られます。鈴鳴りと評される、煌びやかなサウンドを引き出すことができます。逆に、音が派手すぎるので少し落ち着かせたいと考えるなら、80/20 Bronzeを試してみるのもお勧めです。新品のPhosphor Bronze弦は、10円玉のような光沢のある薄茶色をしています。


10.エレキギター・ベース弦のNickelって何?


エレキギター・ベースは、マグネットピックアップによりサウンドを生み出すため、弦の素材には優れた磁性が求められます。鉄にニッケルメッキを施した巻き線を使用し、フルレンジで煌びやかなサウンドを生み出します。

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